2023.04.07
今日は「肩関節について」書いていきます。
肩関節がいくつあるかご存知でしょうか?
答えは5つです。
「肩鎖関節」「胸鎖関節」「肩甲上腕関節」「肩甲胸郭関節」「第二肩関節」です。
ちなみに、
肩鎖関節、胸鎖関節、肩甲上腕関節は解剖学的関節であり、肩甲胸郭関節と第二肩関節は機能的関節と呼ばれます。
簡単に言うと、関節的な構造をしているのが解剖学的関節であり、関節的な構造をしていないけれども関節のような役割をするのが機能的関節です。
この知識を現場でどのように使うかというと、
・腕がスムーズに挙げられないお客様
・腕を挙げると痛みが生じるお客様
・背中や二の腕を引き締めたいお客様
などのお客様に対して、この5つの関節を知っていることでアプローチが可能になります。
例えば「胸鎖関節」について説明します。(胸鎖関節は胸の真ん中の骨(胸骨)と鎖骨の境目の関節です。)
腕がスムーズに挙げられないお客様に対して、胸鎖骨関節を知らないと、胸鎖関節周りの筋肉にアプローチをかけることができません。
関節は1つでも動きが悪くなると、必ず他の関節や筋肉に過負荷がかかります。
その状態で運動を続ければ、怪我をするか太くしたくない部分の筋肉がどんどん太くなってしまいます。
このように肩一つとっても、関節がたくさんあるので、お客様の動きを見てどの関節の動きが悪いかを判断した上で、トレーニングメニューを組むことで安全かつ効果的なトレーニングをすることができます。