2023.04.17
「ストレッチと筋力には何らかの関係がある」というのは、運動に携わる人なら一度は聞いたことがある言葉でしょう。
しかし、それぞれのメリットやデメリットがわからずに「どちらを重視すべきか」と悩んでしまうことも少なくありません。
本記事では、ストレッチと筋力の関係について深掘りしてみます。
●ストレッチとは何か?
●ストレッチのメリットとデメリット
●筋力とは何か?
●ストレッチと筋力の関係性
●筋紡錘の反応が悪くなるほどストレッチをかけると筋肉は伸長されるが筋力は弱くなる、とはどういうことか?
●ストレッチと筋力の関係性を踏まえたトレーニング方法
●まとめ
◆ストレッチとは何か?
ストレッチとは、筋肉や関節の可動域を広げたり、筋肉の緊張をほぐすことで、身体の柔軟性を高める運動のことを指します。
ストレッチには、静的ストレッチや動的ストレッチ、アクティブストレッチなど、様々な種類があります。
◆ストレッチのメリットとデメリット
ストレッチのメリットとしては、身体の柔軟性を高めることができること、運動前の準備運動としても効果的であること、筋肉の緊張をほぐしてストレスを解消することができることなどが挙げられます。
一方、ストレッチを行いすぎると、筋肉や靭帯の損傷リスクが高まることや、筋肉が伸び過ぎて弱くなることもあります。
◆筋力とは何か?
筋力とは、筋肉が力を発揮する力量のことです。筋力をつけるためには、筋トレなどのトレーニングが必要です。
◆ストレッチと筋力の関係性
ストレッチと筋力は、互いに相反する関係にあります。ストレッチを行うことで筋肉が伸びるため、筋力は一時的に低下します。
逆に、筋力トレーニングを行うことで筋肉を強化するため、柔軟性が低下する可能性があります。つまり、ストレッチと筋力は両立することが難しいと言えます。
◆筋紡錘の反応が悪くなるほどストレッチをかけると筋肉は伸長されるが筋力は弱くなる、とはどういうことか?
筋紡錘は、筋肉の伸びを感知して筋肉を緊張させる反射神経の働きを担っています。
筋肉にストレッチをかけると、筋紡錘は反応して筋肉を緊張させようとします。
しかし、ストレッチをかけ続けることで、筋紡錘の反応が悪くなるため、筋肉は伸長されますが、筋力は低下してしまうのです。
◆ストレッチと筋力の関係性を踏まえたトレーニング方法
ストレッチと筋力を両立させるためには、動的ストレッチを行なってから、筋力トレーニングを行う方法が有効です。
また、静的ストレッチを行う場合は、筋力トレーニングが終わった後に行うことが重要です。
さらに、筋肉が温まっている状態で静的ストレッチを行うことで、柔軟性が向上するという研究結果もあります。
◆まとめ
ストレッチと筋力は、互いに相反する関係にありますが、適切に取り入れることで、身体の柔軟性と筋力を両立させることができます。