2023.03.22
炭水化物は、食品の栄養素のうち、主にエネルギー源として機能する栄養素です。
消化されるとブドウ糖という単糖類に分解され、ブドウ糖は細胞内でエネルギー産生に関わる三リン酸アデノシン(ATP)の生成に使われます。
また、ブドウ糖は肝臓や筋肉内に蓄えられ、必要に応じて放出されてエネルギー源として使用されます。
炭水化物には、単糖類、二糖類、多糖類の3つの異なる形態があります。
単糖類は、1つの糖分子で構成されたもので、グルコースやフルクトースなどがあります。
二糖類は、2つの糖分子が結合してできたもので、麦芽糖や蔗糖などがあります。
多糖類は、3つ以上の糖分子から構成され、デンプンや食物繊維などがあります。
炭水化物は、私たちの身体にとって必要なエネルギー源であり、1グラムの炭水化物は4キロカロリーのエネルギーを供給します。
しかし、摂取しすぎると過剰なエネルギー摂取となり、肥満や糖尿病などの生活習慣病のリスクが高まります。
適切な炭水化物の摂取量は、個人の年齢、性別、身体活動レベル、身体構成などによって異なりますが、総エネルギー摂取量の45〜65%が炭水化物から摂取されることが推奨されています。
ただし、過剰な炭水化物の摂取は、肥満や糖尿病などの生活習慣病を引き起こす可能性があるため、適切な量とバランスの取れた食事が重要です。